静岡市葵区安西 変形性脊椎症と老化の関係
2016-05-26
自然な老化現象で起こる「変形性脊椎症」とは
背骨は椎骨とクッションの役割を果たす軟骨組織の椎間板が積み重なってできていて、椎骨が作る関節の働で背中や腰を自由に曲げることができるのです。
そして、その関節の動きを作り自由に動くことができるのは、関節の表面が滑らかで弾力性がある軟骨によって覆われているからです。
しかし加齢によって徐々に軟骨は、すり減って硬くなっていきますし、それにより関節が上手にかみ合わなくなって痛みが起こります。
また椎骨をつないでいる椎間板も同様に加齢で弾力性が失われて、椎間板の上下にある椎体の角部分に力がかかってとげのような出っ張りがその部分にできてしまいます。
その出っ張りが神経を刺激したり圧迫したりすることで、坐骨神経痛・しびれ・痛みなどを引き起こすのが「変形性脊椎症」なのです。
発生する部位で痛みを感じる場所に違いがあって、頸椎なら脊髄圧迫による手足のしびれ・肩こり・首の後ろに痛みが起こります。
たた、自覚症状がない時もあります。
頸髄が圧迫されるのなら手足の痺れや痙攣して歩きにくい、ボタンをかけるなどと言った軽作業が困難になるなどが起こります。
腰椎なら腰痛の他に、下肢のしびれ・腰を曲げたりそらしたりする時の痛み・足に力が入らないなどが起こります。
また、脊椎管狭窄や椎間板ヘルニアなどを一緒に引き起こすことで症状がさらに悪化することになります。
このような変形性脊椎症になりやすい人は、主な原因が加齢の病気なので40歳以上の高齢者で特に男性に多くみられます。
若い世代に多くみられる腰痛の主な原因は椎間板ヘルニアですが、それに対して高齢者は変形性脊椎症です。
それから、重労働者・肥満ぎみの人・腰を使う激しいスポーツを続けた人・若い時から腰痛持ちの人・腰のケガや病気を繰り返している人など、長年腰に負担をかけ続けてきた人は腰骨や椎間板が疲弊し変形しやすいです。
女性の場合は更年期障害の一部として起こるケースが多いので、更年期の中高年女性は注意が必要です。
自然な老化現象で起こる症状なので完全に治すことはできないので、治療としては症状を緩和することを目的として行います。
背中から腰周辺の筋肉などを強化する目的で、全身の柔軟体操・腰痛体操・浴槽内での軽い運動などの「運動療法」が基本です。
それ以外にも、患部を温めて血行を促進する「温熱療法」、痛みを和らげる鎮痛剤などの服用をする「薬物療法」、コルセットを装着して腰を保護する「装具療法」、関節のすき間を広げる「牽引療法」などがあります。
また、症状を緩和することを目的としていることから、 整体や整骨院で施術を受けるのも治療方法のひとつとしてあります。
それから日常生活における注意点と対策としては、まず重い物を持つことは厳禁と理解しておくことです。
それから痛みがあるからといって安静にしすぎると筋肉などが弱って老化や症状の悪化につながるので、無理のない範囲で普通の生活をして体を動かすことを心がけることが大事です。
カイロや蒸しタオルで患部を温めたり、お風呂にゆっくりはいったりするのも良いです。
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