静岡市葵区 筋膜はがし 柔軟性 筋肉
筋膜はがしで効果が得られる理由は?
筋膜はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸で構成されていて、そのほとんどは水分で比較的弾力があり水々しく伸び縮みすることが可能な組織です。
またシート状の膜というよりは網目状で3D的な構造をしていて、全身をくまなく覆って人の形を保っているため第2の骨格と言われたりします。
そして、姿勢の維持・力の伝達感覚・感覚のフィードバックといった役割を筋膜は担っているのです。
では、このような筋膜が異常をきたすとどのような問題が起きるのかというと、主なこととしては柔軟性の低下・筋肉の出力の低下・痛みの発症などです。
先にも触れましたが筋膜は網目状の構造をしていて、動きに合わせて伸縮する働きがあるのですが、猫背や偏った姿勢などを続けていると筋膜がアンバランスになってしまいます。
その結果、筋膜の網目組織が密集してしまう筋膜の高密度化という現象が起きて、通常よりも水分量が少なくなって滑りが悪い状態になります。
このような状態になってしまうと体に問題が起きるので、筋膜を解放して元あった状態に戻す必要があります。
その為に行われる徒手療法が筋膜はがしと呼ばれているもので、様々な効果が得られることから注目されているのです。
では、筋膜はがしはどうして効果が得られるのかというと、大きく分けて力学的影響と神経生理学的影響の2つがあります。
力学的影響というのは、圧刺激に対して起こる組織の水和作用で、例えばスポンジに水をたくさん含ませようとした時に、一度スポンジをぎゅっと握って中の水を絞りきってから水を吸わせます。
これと同様に、皮膚の上から何らかの刺激を与えることによって、一時的にその表面にある血管や組織の流れを押さえます。
そうすると、圧から解放された時に血液やリンパ液がそこにドッと流れ込んでくることによって、その箇所の組織に失われた潤いが戻ってくるのです。
このように潤いが失われた筋膜に再び潤いが戻されるような現象が起きることにより、筋膜の滑りが良くなると考えられます。
そして、筋膜の滑りが良くなることにより、それに包まれている筋肉や骨の可動域も広がるので、結果として柔軟性がアップしたり、筋肉の出力が上がったりするのです。
体の硬さや痛み、体の動かしやすさはどこで決められるかというと、全て脳が決めていると考えられています。
例えば、前屈をした時に膝下を超えたあたりで腿裏の筋肉が、これ以上伸びないと感じたら脳が危険を感じで痛みを発したり動きを止めたりしようとするのです。
先に筋膜の役割でも触れましたが、筋膜の中には感覚を司る固有感覚受容器がたくさん含まれていて、腿裏の筋膜をリリースするとその痛みや伸びを感じるポイントが下げられます。
それにより前屈で手がつくようになるのが神経生理学的影響ですし、痛みがなくなるというのも神経生理学的な要因と考えられます。
これら2つの要因により筋膜はがしは、体の柔軟性や動かしやすさの向上、痛みの軽減といった効果を引き出すのです。
筋膜はがしの効果なら、藤枝骨盤整体センター「藤接骨院」にお任せください。
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